【心理テスト】失敗した時「無理もないよ」と、 周りを最も納得させる言い訳は?
- kinsei1924
- 2020年5月18日
- 読了時間: 3分
更新日:2020年12月14日
大きな仕事を任された時には、男女を問わず
「上手くいくかなあ」「失敗したらどうしよう」などと
不安になるものです。
では、大口の契約を前に不安感を抱いている
女性営業部員が、仕事を失敗した時に周りを
最も納得させることが出来る言い訳はどれだろう?
①「心配だなあ。私、信用されてるかなあ?」
②「見積には自信あるんだけど、私、根回しが苦手だからなあ」
③「社長とあんまり相性、合わないんだよねえ」
④「他社の営業はみんな男性だから、ちょっと不利なんだよね」

大きな仕事や試験などの前に、自分の思うような結果が出せるか
不安になった時、男性はあまり多くを語ろうとしないのに対して、
女性は不安感を誰かに聞いてもらうことで安心感を得ようとします。
そんな時、①や②の様に、自分が不安に思っていることを、
ストレートに口に出す女性は多いだろう。
「信用されてるかなあ?」「根回しが苦手だから」などと、
自分の弱点を正直に言うと、どれだけ不安に思っているかが、
確実に相手に伝わる。
しかし、「きっと、大丈夫だよ」「上手く契約が取れるよう祈ってる」
などと同情や哀れみは買っても、不安に思うのは性格が弱いから、
または実力が無いから、と思われて、職場における能力評価では
マイナス点をつけられる恐れがあります。
③は「相性が合わない」という言い方で「自分の能力に自信が
無いわけではない」「自分は人より劣っていない」という気持ちを
前面に出そうとしているので、①や②よりは評価は下がらないだろう。
しかし、それでも人によっては「上手く相手に合わせるのも
営業の実力なんだよ」と思われるかも知れない。
③のように自分に非は無いように見せる見栄をはった台詞は、
女性よりも男性が好んで使う傾向があります。
「自分では自身があるんだけどさあ、社長と今一つそりが
合わないんだよねえ」などと、社長のせいにして、自分の評価を
下げないよう操作するのである。
一方、④は女性にしか使えない台詞である。
男女平等の世の中になったとは言っても、まだまだ、女性は正当な
評価されなかったり、男性よりも昇進が遅れたりするのが現実である。
つまり④は「女性は社会的に不利な立場である」ということを
上手く利用した巧妙なセリフと言えます。
仕事の結果が心配なことを隠すため、「他社の営業はみんな男性だから」
などと、自分の立場が不利なことを予め周りに訴え、評価を下げないようにして、
もし結果が思わしくなくても自分が傷つくことを回避しようとしているのだ。
このように、自分が不利な状況にあることを前もって他人に伝えたり、
不利な障害を予め作ることを、心理学では「セルフ・ハンディキャッピング」と言う。
実際、一流のスポーツ選手は「セルフ・ハンディキャッピング」を使って、
自分の立場を守ろうとすることがあると言う。
大きな大会の前では「練習が出来なかった」と発言するだけでなく、
実際に練習量を減らすのである。
もし、いい成績を残せれば「練習が出来なくても勝てるなんて、凄いなあ」と
評価が上がるし、たとえ負けても「今回は練習が出来なかった」と、言い訳が出来、
周りも「無理もない」と大目に見てくれるからである。
但し、このような「セルフ・ハンディキャッピング」は、たまに使うのなら
効果的だが、頻繁に使うと「言い訳がましい」と取られたり、「いつも女性を
理由にする」「女性は不利というけど、得してることだってあるだろ」
などど攻撃されかねないので注意が必要です。
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