二人の関係に最も飽きている彼女のリアクションは?
最近、倦怠気味の交際3年目のカップルがいる。
毎週金曜には彼が、彼女の部屋に行くのが習慣になっていたが、
その日は飲みに行って真夜中になってしまった。
「どうせ寝ているだろう」と思い、彼は連絡もせずに、
彼女の部屋を訪れる。
しかし、彼女は寝ないで待っていた。
さて、ここで、彼女の言葉から彼への倦怠度を探るとしたら、
どの言葉が最も付き合いに飽きてしまっている状態と
言えるでしょうか?
①「今日は帰ってくれる?」
②「遅かったじゃない」
③「あら、来たんだ。もう来ないかと思った」
④「待ってたんだよ! こんな時間まで何してたのよっ⁈」
男女の仲というものは、長く続くと自然とお互いに甘えが出てきて、
一生懸命に相手を喜ばそうとしたり、相手に好かれたい、
と頑張る気持ちが薄れていくものです。
これを一般に「倦怠期」と言う。
「昔は彼と会うのを心待ちにしていたのに、今では目の前の彼に
ちっともドキドキしない」「最近は、優しい言葉もかけてくれないし、
プレゼントすらくれない」などというように、昔と比べて、
相手が自分を気にかけてくれない、と感じたり、逆に自分が相手に
ときめかない、と思う時、二人の仲は倦怠期にある、と言えます。
倦怠期は、男女が長く付き合えば、必ずやってくるものである。
飽きるのが嫌で、異性とは半年以上、長く付き合わない、
という人もいるかも知れない。
だが、それではいつまで経っても、お互いの本当の姿を知ることが出来ないし、
表面だけの付き合いで終わってしまうでしょう。
つまり、相手と長く付き合いたいと思うなら、倦怠期を乗り越え
なければならないのである。
倦怠期には2種類ある。
一つは相手に飽きる場合で、もう一つは二人の状況に飽きる場合である。
相手に飽きると、人は別の異性に刺激を求め、浮気に走りがちだが、
状況に飽きた場合は、二人の関係に喝を入れることで新しい関係を
築くことが出来ます。
例えば、①の女性は「今日は帰って」と言うことで、今まで習慣にしていた、
週末の夜は一緒に過ごすという状況を変えようとしている、
つまり「飽き」を打破しようとしていると考えられる。
男性は、何時に女性の部屋を訪れようが、相手は受け入れてくれる、
という甘えを持っていた。
しかし、女性からすれば、いつもいい顔ばかりしていたら、
相手は「彼女は何でも許してくれる」と、いい気になる。
だから、男性も甘えった態度に、たまには怒って「今日は帰って」と
言ったのである。
江戸時代の遊郭では、ひいきの花魁目的に、頻繁に店を訪れる客に対して、
時には、その花魁が他の客を相手にしている振りをして、客をそっけなく
帰してしまうこともあったという。
これは、男性の嫉妬心を煽り、益々花魁に入れ込ませる、つまり金を
ドンドンつぎ込ませる、巧みな商売テクニックなのである。
一般の男女でも倦怠気味のカップルの場合は、時には相手の嫉妬を
煽ってみると、二人の関係に新鮮味が出てくることがある。
前述の問で言えば、②や③の彼女の様な「遅かったじゃない」
「あら、来たんだ」といった態度は、倦怠期がかなり高い状況にある。
遅くなった理由も聞こうとせず、彼の行動に興味なさそうに、
単なる習慣として彼を受け入れてしまうと、お互いに飽きた状況から
中々脱却できない。
もし、遅くなった彼に対して、彼女が「今日は帰って」と言ってきたら、
彼女は自分を挑発している、つまり、倦怠期にある二人の状況に
喝を入れようとしている、と言うように考えれば、倦怠期を
乗り越えることが出来るはずです。
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